【モトクロッサー】ヤマハ YZ80のギアオイルを交換する
今回は以前紹介したYZ80の整備で、定番中の定番であるギアオイル交換を行う。何気にバイクで初めてのギアオイル交換だから、結構楽しみ。
今回用意したもの
今回のギアオイル交換にあたり用意したものは下記の通り。
計量カップは自宅に放置されていたものを使用。埃をかぶっていたので、事前に掃除済み。ギアオイルはまずヤマハ純正を選択した。1リッターで1,200円ほどと結構お買い得だったからである。
トレイやパーツクリーナー、あとウェスはすでに自宅にあったので、特に買い足すことはなかった。トレイの受け面は広くて容量大きい方が良いし、パーツクリーナーやウェスの購入はまとめ買いでストックすることを推奨する。それだと結構安く手に入るので。
廃オイルを受けた後の処理を考えると、オイルを流すための溝がある廃オイル受けが一番だと思う。4リッター以上あれば自動車のオイル交換でも使える。今回は手元にこれがなかったので、その辺に転がっていた容器で対応した。
サイズさえ合っていればメガネレンチはなんでも良いと思ったりするが、何度も買い換えるものではないので気に入ったもの(デザインや性能、触り心地etc)を買うのがおすすめ。そして実際、良いお値段するものは相応の良さがある。
実際の手順
オイルを抜く
まずは少し走ってミッションオイルを温めてから抜くのがセオリーだが、状況的に難しいので今回は冷えたままオイルを抜くことにした。フィラーキャップを外しておき、ミッションケース下部にあるドレンボルトを外す。するとオイルがドバッと出てくる。周辺にオイルが飛散したり手にかかって肌を痛めかねないので注意が必要。筆者は心配な人だから、ゴム手袋をはめている。
そして排出されたギアオイルが下の茶色のもの。オイル交換で絶句したのはこれが初めてだった。汚すぎる。何をどうしたらこんなことになるんだろうか。
バイクのオイルを抜く際には地面に対して車体をまっすぐ立てた状態で抜くのがポイントと言われている。実際、斜めの状態で抜いてから車体を起こすとさらにオイルが出てくる。知ってしまった以上は一手間かけよう。
ドレンボルトとミッションケースの間にはワッシャーが1枚置かれている。この時、少なくともワッシャーを新品に交換することが一般的に推奨されているが、手持ちに新品のワッシャーやドレンボルトがない場合にはそれらを再利用することもある。その場合、オイル交換終了後にオイルが漏れていないかどうかを確認しよう。ちなみに今回はどちらも再利用。
ドレンボルトを締める際にはオーバートルクに注意。心配な人は規定トルクで管理するのが無難。
新しいギアオイルを入れる
ギアオイルの量は650mlだが、±25mlでもOKとのこと。だが数字のキリが良いので650mlぴったりに入れた。新品のギアオイルは綺麗な黄金色をしている。オイルを注入したら、フィラーキャップを取り付け、ドレンボルト側から漏れていないことを確かめたら、ギアオイルの交換は終了。
古いオイルを処分する
最後に、古いオイルを処分しましょう。一斗缶にまとめて近くのガソリンスタンドに頼んで捨てたり、廃オイルパックを購入して燃えるゴミで処分するなど。自身の生活環境に合わせた方法を選択して欲しい。